シックカー　原因と対策

対策　自分の体調管理

---

シックカー症候群（化学物質過敏症）の発生する原因は一時的に大量に化学物質を吸引するか、
体の許容量を超える化学物質を吸引してしまった場合に発生すると言われています。


ですから日頃から化学物質を吸引する量の多い人、体内に蓄積している量の多い人ほど
シックカー症候群を起こしやすいことになりますね。
これは同じ車に乗ってもシックカー症候群を起こす人と起こさない人が居る理由でもあります。


現実的には日常生活において私たちの周りには化学物質が大量に存在します。
一定以上の回避は不可能かとは思われますが、その中でも影響の大きい物
例えば芳香剤や香水、化粧品でも臭いのキツイ物や粉末で吸引しやすい物。
洗濯洗剤や柔軟剤のニオイのキツイ物。
これらの物も個々においては安全に配慮して作られていますが、
複数個重なった場合までは想定されていません。





そのためユーザーが「良いにおい」だからと言って、あれこれと生活の中に増やしていくと
化学物質の吸引量が増えていきます。


また燃焼系の暖房器具なども化学物質を放出します。
特に石油ファンヒーター等の暖房器具は消火時に大量にガスを発生しますので
使用中はもちろん、消火時にも必ず換気が必要です。
このような物は出来るだけ注意して身の周りから減らしていきましょう。



そして体内に吸引してしまった化学物質を排泄する為には十分な新陳代謝が
行われる必要があります。
その為には適度な運動や十分な睡眠、またストレスを溜めないよう心がける事も
必要かと思います。





もっとも、これらの事はシックカー症候群のみに関わらず、日頃の健康にも大切な事ですね。


そもそもシックカー症候群は化学物質の放出量が多い車が引き金となっている事は
間違いありませんが、自分の体調でも発症の程度は大きく変わります。
「車だけが悪者」ではないと言うことも理解して下さいね。